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蘇陽病院は昭和22年4月に6ヶ町村立馬見原病院として設立され、今日まで62年間、地域の皆様とともに健康づくりに邁進してまいりました伝統ある病院です。昨年の4月以来空席になっていました第16代院長として4月1日から赴任させていただきました、水本誠一(53歳)と申します。 |
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現在、蘇陽病院に課せられた課題は大きく4つあると考えております。まず第一に、山都町内で唯一の救急指定病院として、約18,000人の町民の救急医療を支える役目です。平成19年(1-12月)は救急車の受け入れが212件でした。山都町内の医療機関や、熊本市の高度医療機関との連携を深め、当院で対応可能な疾患範囲を的確に判断しながら対応してゆく所存です。山都町の一番東端に位置している関係から、特に旧矢部地区の皆様にはご不便な面もあるかと思いますが、いざというときに頼りになる病院を目指してゆきますのでよろしくお願いいたします。 第二の課題は住民の皆様、特に高齢者の方々の保健、医療、介護の継ぎ目のないサービスの提供です。そのために、役場や社会福祉協議会、介護施設、学校、各種住民団体などと密に連携し、病気の予防、早期発見・早期治療、治療後の介護環境の整備(ヘルパーや訪問看護などの提供、住環境へのアドバイスなど)を行います。病院の中だけでなく、各種の保健活動など病院外での活動にも力を入れてゆく所存ですので、どうぞお声をかけてください。 第三の課題は、へき地医療の維持・推進です。現在全国に「限界集落」(65歳以上の人口が50%以上となり共同生活が困難となった集落)が約2600部落あるとされ、山都町にもこの定義に当てはまる集落は24集落(187集落中12.8%)あります。林業や農業が立ち行かなくなってきたことが大きな原因ですが、美しい国土の維持や災害の防止など国土保全の面から、これらの集落を維持することはとっても大事なことであると考えます。これまで体を酷使し足腰が痛んだお年寄りが、体をさすりながらなんとか頑張ってくれています。蘇陽病院では緑川地区、井無田地区、東竹原(旧蘇陽北部)地区にへき地診療所を併設しており、熊本県指定のへき地医療拠点病院として、これらの方々を支えてゆきます。 そして最後の4つ目の課題は、経営の健全化です。全国の自治体病院の約80%は赤字経営に苦しんでいます。当院もわずかな赤字ではありますが、残念ながらそのひとつです。上記の3つの課題・役割を維持しながらも、経営の合理化、効率化を進め、健全経営に努めます。 以上の4つの課題のほかにも日進月歩の医療レベルに遅れをとらないようにしながら、安全でより質の高い医療サービスを山都町の皆様に提供し、信頼される病院にしてゆきたいと考えています。皆様のご意見もいただきたいと思いますので、なにとぞよろしくお願い申し上げます。 |
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